2009年4月25日土曜日

500SL ソフトトップを修理する



初年度登録から、すでに18年が経った私の500SL。そのうち、平成9年から、昨年末までは、およそ10年、小石川のあるお宅の車庫でほこりをかぶったまま、眠っていたそうな。

先週末に、ベントレーのエアコンの修理の引き換えに、4/11(日)に500SLを入庫させて、この数日で作業していただき、水曜日に完治しました。

購入時に、ソフトトップが開かないのは了解済みでしたが、もしかしたら意外と簡単に治ったりして、、、、なんて淡い期待を抱いておりましたが、、、、

そうは行かないのが、世の中と言うものです。

故障の原因は、SLのオープンのトラブルの中でも最も多い、リミットスイッチの不作動でした。このリミットスイッチは、左右のドアの下のほうにありますが、ドアの内張りを脱着して、このスイッチをリカバリーするのですが、トノカバーのフラップの下側にも、このスイッチがあるので、どこが故障しているかが、非常に判別しにくい様です。

幸い、部品交換の必要はありませんでしたが、コンピューター診断、左右ドア、トノカバ
ーの脱着の工賃なども嵩んだので、請求額は84000円と、まあまあの金額でした。

帰りの空いた国道134号線を、結構なスピードで走りました。流石に、タイアも新品、足回りのやれは、ほとんど皆無で、超気持ちいい。また、このM88エンジンは、万能型というか、非常にいいエンジンですよね。

600SLと比較すると、馬力では70ps、トルクでは、約10kgも違いますが、十分に早い。600SLは、あまりにも重すぎ、かつその多くがフロントに集中しているので、バランスが悪いんですよね。

500SLは、R129の中では、BestBuyと言えるモデルであり、まだまだ優良物件もあるので、一度はトライする価値のあるモデルだと思います。

同じ時代に生産されたW140に比べて、R129のほうが、ハンドルの操作感も、アクセルの重みも、往年のベンツらしく、重くねっとりとしていて、いかにもベンツっていう感じです。

とりわけ、前期型のR129は、トラブルが多いとの評判も聞きますが、生産から20年近くたっている車で、いまさら年式とか、気にしても意味が無いような気がします。

毎日使う車で、ちょこちょこ壊れたり、汚かったりというのは、精神安定上この上も無く悪い。

私は、この前期型500SLで、ようやく安堵感を得ることが出来ました。

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